4月上旬の３日間、医院を休診にして器具の消毒コーナーの改装を行いました。
自分が開業当初は思ってもみなかったように時代は進歩し、
改装無しでは対応が難しくなり、今回は思い切って休診にして改装しました。
特に今回は器具洗浄をホシザキのウォッシャーディスインフェクターから
ミーレのウォッシャーに入れ替えた事です。ミーレはビルドインになるため
家具の交換や水道電気の配管工事が必要になるため大掛かりな改装を行いました。今まで使っていたホシザキのウォッシャーはAo値６００（80℃で10分）までの能力で洗浄では十分でほとんどのウイルスや細菌と不活化し一般的な熱水消毒の要件は十分満たしていたのですが、ミーレではAo値3000（90℃で5分）での熱水消毒が可能になり、この数値は歯科で主に気を付けるウイルスや細菌に肝炎ウイルスも不活化します。セミクリティカルの器具に関してはそのまま使用が可能になりましたし、クリティカルの器具もその後の滅菌処理を安全に行う事ができます。
又、熱に弱く熱水消毒ができないプラスチックの器具の洗浄過程（消毒剤）の見直しも行い、より安全な器具の再生処理を行う事ができるようになりました。
また、天板も広く使えるようにして十分な作業スペースを確保しました。
一番大きいメリットとしては、従業員の器具洗浄の過程での感染のリスクが
大幅に減らせるですね。

広くて清潔な洗浄ルームが従業員にも評判が良く使いやすく安全でいいですね。